入院日は、術前の処置でなかなか忙しかったです。

メインはお通じの処置ですね…。日頃出し惜しみ気味の私にとってはなかなかの恐怖でした。
まずは落ち着くなり、1回目の下剤を渡されました。これは「マグコロール」という、少しとろみのある薬。味はしょっぱいグレープフルーツ風味で、間抜けなソルティドッグでした(笑)。私は一気に飲めたけど、人によっては飲みにくいこともあるようです。

そして、夕食後に浣腸! 記憶にある限りは初めてです…(たぶん、子供のころには経験あるんでしょうけど)。
左を下に向かされて、液を入れてもらいます。さすが看護師さん上手です。
「5分我慢して」と言われましたが…ベッドの上で1分半、トイレに向かって15秒が限界ですorz しばらくトイレの住人になりました。普通にお腹を壊したときと同じような痛み、身体の冷えがきますorz
私は4人部屋で、同室にはもう一人同じ日に手術を受ける方がいましたが、もちろん浣腸は時間差なので、とりあえずその時間帯は部屋のトイレを独占しても問題ありませんでした。あとのお二人は手術を受けた日なので、トイレを使いませんでしたし。うまくできてました。
ここで役立ったのは「トイレに流せるおしり拭き」でした。公共の場所の洗浄便座って、使うのにちょっと抵抗がある…。しかもここ病院だし…。おしり拭きはありとあらゆるところを拭けるので、重宝しました。おすすめです。

下剤は寝る前にもう一度服用です。今度はコップの水に10滴垂らして服用する「ピコスルファートナトリウム」。これはよく効きます(だいぶ余ったので、残りは家で愛用しています)。とはいえ、術前に下剤のおかげで出たことはないのですが。
で、この薬、水に溶かしても無味無臭です…たいへん危険な薬ですね…。

浣腸は翌朝も。徹底的に出し切るシフトです。今回も1分半が限界でした。
ほとんど中身はなかったのですが、最後まで前日のお昼に食べた黒ごまが残っていました…きっと、手術中もごまは数粒お腹の中に残っていたに違いない。黒ごまパンを食べてから手術に臨むのはやめようと思いましたw

あ、病院によっては、看護師さんに「出したものチェック」を受けるようですが、私の病院では特になく、口頭で確認されただけでした。

うん、お通じのことだけでこれだけのボリューム! たいへんなメインイベントです。

そのほかの手術前日の処置は、アンダーヘアの処理、おへその掃除、内診の時に膣の消毒です。

毛とおへそは自分でしてきてもよかったのですが、どの程度すればよいのか分からなかったので、前夜の風呂上がりにおへそを綿棒で掃除だけしてきました。

結論から申し上げると、毛は前面を五厘刈りにする程度でよかったようです。次からは自分でできます(いや、もう開腹はたくさんです)。しかし、介護を受けることを視野に入れると、レーザー脱毛とか考えた方がいいかなー、とも思えてきました…。
おへそはだいたいきれいだったようです。

毛やらお通じやらでなんとなく気持ち悪いのですが、シャワーがなかなか浴びられずちょっと困りました。シャワー室は早い者勝ちで男女1室ずつ。利用できるのが17時までなのですが、処置を終えたらぎりぎり(そもそも浣腸には間に合わない)。浴槽付きの浴室がこの日は男性の利用日だったため、1室のみのシャワー室、なかなかタイミングが合わないのです。結局この日は髪が洗えず、身体を流すのみ。手術当日の午前中にちょっと無理やり気味にシャワーを使わせてもらいました。このあたり、作戦を練っておいたほうがいいかもしれません。個室なら問題ないんですけどね。